カウスリップ

語源

このハーブの primula veris という名はカウスリップ(プリムローズとも知られています)が春に開花する最初の植物であることを示します。 Primula とは「最初」を意味するラテンの言葉 primus、「春」と翻訳される Veris に由来します。この植物の英名は、牛がある牧草地の肥料の中で成長していることが多かったことが語源になっていると考えられています。

Primula veris
Primula veris

特性

Primulaceae
開花期 4~5月
収穫 花と萼: 4~5月
保護             カウスリップは多くの国で法律によって保護されており、野生のカウスリップを採取することは禁じられています。
植生 乾燥した草原、低木、まばらな森林

面白い事実

詩人や作曲家から好かれている

カウスリップは音楽と詩の世界でとても人気の植物です。Shakespeare(シェイクスピア)は、 A Midsummer Night’s Dream(真夏の夜の夢)でカウスリップを言及しましたし、Johann Sebastian Bach(ヨハン・セバスチャン・バッハ)は St John Passion(ヨハネ受難曲)でこの植物を「天国の牛の葉(heavenly cowsli)」と表現しています。ちなみに、Rainer Maria Rilk(ライナー・マリア・リルケ)は次のように書いています:「プリムローズ - もっと高いもの目指したくはない。私のシンプルなドレスが好きだから。人生における最大の幸福は自己満足に由来する」。